2015年7月20日月曜日

モーションブラー メモ 06 ~3Dモーションブラー Interval center


さて、Duration の次は Interval center です。
比較動画をご覧になった方の中にはお気付きの方もいるかもしれません。
ではもう一度動画を


2D 3D mb Comparison from Toru Inagaki on Vimeo.

同じフレームで位置が違って見えませんか?

これは Interval center の設定によるものです。
マニュアルを図解すると、、、















こんな感じです。モーションブラーの中心を決めるパラメーターとのことです。
同じAのフレームでレンダリングしても、Interval center が違うと結果も変わります。

ぱっと見て 0.0 のほうが正しいように思うかもしれません。任意のフレームでビューポート上とレンダリング結果で位置がずれて見えるのは何だか嫌ですよね?アニメーターの方も「このフレームで意図した見え方になっていない!」なんてこともあるのでは?(僕自身このような状況になったことがないので想像で言っていますが、、、)

しかし、CGTalkで「 Interval center 0.5 は現実的に正しい」といった会話がなされています。
http://forums.cgsociety.org/archive/index.php?t-201278.html

これを鵜呑みにする前に、もう少し考察していきます。

調べるのは「連続したフレームでシャッターはどのように切られていて、対象物はどのように見えるのか」です。

http://jp.red.com/news/shutter-angle-tutorial-jp
このサイト、めちゃくちゃ参考になりました!

ちなみに僕が持っている Canon EOS 6D は動画モードは全て 30p(p = progressive) です。
1フレームを1枚の画像で記録するので、30FPS では1秒間につき30枚、つまり30回シャッターを切ることになります。
と言うことは、シャッタースピードを1/30より速く設定出来なくなります。
Canon EOS 6D に限らず一眼レフを持っている方は一度確認してみてはどうでしょうか?

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補足
シャッタースピード 1/30 とか 1/2 とか何のこっちゃ分からない人のために。
1秒間に30回パシャパシャパシャパシャ・・・、1秒に2回パシャパシャ、、、と言い換えた方が覚え易いかもしれません。
分母が大きいほどシャッタースピードは速くなります。

(高橋名人のフィンガースピードは1/16と言えますね。。。)
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ビデオカメラだとインターレース方式での記録もできるでしょう。
その場合1フレームを奇数と偶数フィールドに分けて記録するわけなので1秒間に60回画像を記録することになります。
1秒間に60回記録するということは、60回シャッターを切らなければ成り立たないということです。
僕はビデオカメラを持っていないので実際に確認は出来ませんが、もし持っている方がいらっしゃったら一度確認してみてください。
60i(i = interlace) にするとシャッタースピードを1/30に出来ないと思います。なぜなら30回のシャッターでは足りないからです。


さて動画とシャッタースピードの関係に軽く触れたところで考察の話に戻り、「30FPS ・ 30p ・ シャッタースピード1/30で動画を撮影した場合」を簡易的に現してみましょう。


Shutter and Blur mechanism from Toru Inagaki on Vimeo.

こんな感じです。

なので連続したフレームの中間を基点にモーションブラーをかける「Interval center 0.5」 は間違いではなさそうです。

例えば
シャッタースピードが1/60の場合、連続するABのフレーム間では1/30と比べて倍シャッターを切ることになる。
→その分ブラーの量も半分になる。
→ブラーが半分になると基点がずれるのではないか?














→じゃあ「Interval center 0.25」がいいのではないか?

・・・という発想に至るかもしれません。

しかし Interval center を色々変えて見てみると、基点が1つなのが分かります。
シャッタースピードが速くなったからといって、基点も増えるわけではないようですね。
影響するのはブラーの量です。基点すなわち Interval center を変える必要はないでしょう。


Interval center 0.5 が正しい(デフォルト通り)と自分の中で納得した上で結論付けました。
しかしここはCGの世界!
便宜上 Interval center 0.0 がいい局面があると思います。
例えばFGだけ3Dモーションブラーで、BGやFGの落ち影(ドロップシャドウ)は2Dモーションブラーの場合。
Interval center 0.5 だとレンダリング結果がずれて見えます。この状態でFGとBG(影も)を合成するとFGとその影が合って見えなくなります。(特に接地している場合)
ブラー量が大きいとより顕著に分かります。
まぁこんな分け方は特殊すぎる気もしますけど。。。


そして“影”というのが、これまた厄介な話です。
カメラ固定・対象物固定の状態で、画角外を高速移動する物の影が対象物に落ちた場合、シャッタースピードが遅いと本来なら影にブラーがかかりますよね?
しかし VrayVelocity の max velocity は 0.0 になってしまいます。RSMB Pro Vectors では影にブラーがかかりません。
さてどうしましょう?

この解決方法を次回ご紹介します!
(解決策というか最善策でしょうか。。。)

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